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塗りすぎる女
「お前は今日もチークが濃すぎるんじゃないかい」
ってママが言ったの
うそ、ママが言ったっていうのはうそよ
ママは今頃遠く離れた山奥で
飼い犬に襲われているわ、それがほんとう


トイレの鏡をのぞきこみながら
わからないとつぶやくの

手のひらで頬をぬぐいながら
わからないとつぶやく
これはきっとアイコのせい
あのときテレビで見たaikoは
頬を真っ赤に塗っていた
「塗りすぎやろ」ってそのときわたしは言ったけど
「あれでもイケルん?」って so 思ってしまったんだね
Woo.....

その日からずっとわからない
今もまだ みつけられない


黄色い車の彼に恋していたの
彼のことを好きだと気付いた瞬間
「恋に落ちた」と思ったの
「落ちる」ってこういうこと それがわかった気がした
そのときわたしはaikoの歌をきいたわ

aikoは恋のうたをうたっていたから、
わたしは恋をしていたから


彼と別れるころにはもうaikoの歌をきいていなかったけれど
それは恋のおわりとは関係ないし
彼がわたしの趣味を変えたからでもない、断じて。
彼のせいで趣味がかわるとか、それほどの男じゃなかったもの、
そもそももともというほどaikoを聴いてない
(ウディ・アレンの映画をみるようにはなったわ)


ママはどうしているかしら
今日も小型の座敷犬に襲われて血を流しているのかしら


「いつかあの犬に殺されるわ」
「牛を倒すみたいに」
「牛を倒すみたいに襲ってくるのよ」
電話でママが言ったの
「狼が牛を倒すでしょ、あんなかんじよ」 


そうね、元気なチワワね
おだいじに
and I said okome okutte. genmai de okutte ....
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