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失くす女
今わたしはパソコンの前に居る。パソコンの前で調べ物をしている(三国志の勢力図について)。わたしは今スウェットのパンツをはいている。縞模様のパンツ。部屋着によくある、縞々のやつだ。小豆色のジャージを羽織って椅子に座っている。正座で。このジャージにポケットがついていないことをときどき不便に思っているけれど、だからといって困ったことはありません。おなかのポッケに手を突っ込もうとして腹をなでる。空振りの気分。パソコンの前でネックレスをはずす。細い鎖にきらきらとした飾りがついている。はずしたネックレスはパソコンの机の引き出しにしまう。引き出しにはUSBメモリだとかDVD-Rだとかなにかのデータの入ったCD、ハサミ、ステープラー、カードリーダー、カッターナイフ、洗濯ばさみ(クリップの代わりにしていた)、よくわからないメモなどが入っている。ネックレスを入れる場所ではない。だからきっとわたしはここにネックレスを入れたことを忘れてしまう。明後日か、来週か、あのネックレスをどこにやってしまったんだろう、といいながらあちこち探すことになると思う。わたしははずしたネックレスやはずした指輪やはずしたブレスレットをこんなところにはしまわないから。なぜ今日はこんなところに放り込んだのかというと、今すぐはずしたいけど、今すぐいつもの場所にしまうのは面倒だからです。ここに入れたことは忘れるかもしれないけど、ここに入れておけば失くすことはないから。ここに入れたということを思い出せるために私はこの日記を書いている。さっきからなにか臭い、どこからかへんな匂いがする、と思っていたけれどどうやらそれは自分の体から発せられているようだ。ズボンが臭い。少し寒い。
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