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眠る女
わたしがいま働いている部署は、部署はというかわたしひとり、すごいひまなんですよね。やることがない。
じゃあなんでわたしが雇われているのかというとわたしがいないとマネージャが困るからで、なぜならわたしは有能な部下であるからですけど、有能なのに仕事がありません。?。
そもそも週に5回も会社に行かないといけないほどの業務がないのです。わたしがいなくても社内の人員をやりくりしてどうにかなるのでは?とも思いますが組織のなにかしらでそういうことでもないのかもしれない、よくわかりません。しかし、わざわざ外部から派遣社員を雇い入れてパソコンの前で寝かせておくとか意味がわかりませんね。いえ、寝てろとはもちろん言われていませんが。
とにかくわたしはひまなので、ひますぎて毎日会社で居眠っています、もはやルーチンと言ってもいい。10時と14時と16時になったら寝る、そういうふうになっている。
もちろん(居眠りをするようになった)最初のころは「こんなことではいけない」と強く思っていましたが、今では「だってすることないのだから」「仕事をさせない上司が悪い、わたしは悪くない」と考えています。これは仕方がないことなのだと。ひまに負けると精神を病んでしまいます。だからわたしは眠るのだ。あんまりひますぎて、死ぬか眠るかのどちらかをしないと死ぬ。
プロの居眠り師はまったく周りに悟られることなく居眠ることができるといいます、しかしわたしはそこまでの技術も気概も持っていないただの地味な派遣社員であるので、椅子の上でぐらぐら揺れたり、机の上で深い深いおじぎをしていたり、ビクン!ガツン!と机を蹴ったり、ということをだいたい毎日やっています。だれもなにも言いません。このあいだなどはゆっくりと目を覚ましながら「クゥウ〜ン」とおかしな声を漏らしてしまいましたし、寝ている間に「新しいフォルダ」ができていたこともあります。みっつも。
自分で思っている以上に深く寝入っているときもあるようで、オフィースの人の動きにも気付けず、そっと目をあけると周りにだれもいなかったりします、いつからいないのか、どこにいったのか、どうして自分はここに勤めているのか、もうなにもわからない。席を立つときに隣のひとは多分「会議室にいきます」と声をかけていったのだと思いますがそれでもわたしは起きなかったし、あるいは「こいつめっちゃ寝とるやんけ」「ほんまにぐっすりや!」と思って黙っていたのかもしれません、後者のような気がしてなりません。起こせや。
そう、俺を起こせ。起こしてくれ。もう棒で殴って起こすくらいのことをしてもいいと思うのです。彼らはそれをやるべきなのです。ほんまやで。
今日は眠らないように、こうしてキーボードを叩いているのですが、まばたきの回数がだんだんと多くなってきました。わたしは今、子供をさらいに来る、あの魔王のことを考えています。お父さん、魔王が来るよ、お父さんこわいよ。坊やそれは風の音だよ。お父さんには魔王の声が聞こえないの?お父さんお父さん魔王が僕を連れて行くよ・・・!父親の腕の中で坊やは息絶えていました。かわいそうな坊や・・・。それではわたしもこのメモ帳を閉じるとしましょうね
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