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酔う女
乗り物に酔います。
小さい頃から乗り物酔いしやすい体質で、おとなになって(自分で自動車を運転するようにもなり)(今は9年ペーパーです)ある程度改善したのですが、やっぱり酔います。最近また酔いやすくなった。

車の場合は、居住性が高いものほどなぜか酔う。スー…って音も静かに走るセダン、とかそういうのがあかん。居心地のいい車はだめ。電気で走るやつとかだめ。
高い声を上げて走る軽トラとか、2トントラックとか(背もたれが垂直)、なんかやたらタイヤのでかい車とか、建具屋のワゴンとか(イメージです)、道路の凹凸を尻が全部吸収するようなやつとか。あとはすごく古い車とか(ハンドルをぐるぐる回して窓を開けるタイプ)(シートが薄い)、そういうのだったらまあまあだいじょうぶ。トラクターとか全方向が開放されているのでああいうのが理想ですね。屋根がない車とかいいかもしれない。バスはまあまあだいじょうぶ。でも路線バスは車内が臭いのできもちをしっかり持っていないと飲み込まれてしまいます。

ほんで自動車だけじゃなくて電車にも酔うんよね。飲み会の帰りとかはだいたい酔う。酒は飲まないので酒酔いはしないんだけど、夜遅い時間でおなかがいっぱいのときはだいたい電車に酔う。食べすぎ飲みすぎがあかんのだと思うけど。

最初はぼんやりした頭痛と吐き気。気付かないふりを決め込む。そのうち胸のあたりに空気のかたまりを感じて汗がにじんでくる。
食事のときに水分をたくさん摂る癖と外で食事をすると腹を壊す癖があって、ちょうど電車に乗る頃に尿意・腹痛という形にかわる。それが酔いといっしょになって襲ってくるときなんかは、あー今日ここで(ものすごい醜態をさらして)しぬのかなーと思います。

優先席が空いている、けど座らない。優先席に座ったら負けだから。
(やばいやばいやばいヤバイ…!次の駅で降りたほうがいい、ぜったいそうしたほうがいい、ちょっと座って休んだほうがいい、トイレにいって落ち着け…!)、でも降りない。途中下車したら負けだから。
けっこうつらいのにまったくいみのわからない「負けたくない」気持ちが自らを追い込む。いったい誰に負けるというのか。呼吸が乱れて、あついのかつめたいのかわからない汗がじわじわとにじむ。

昔みた志村けんのコント(電車に乗る酔っ払い)(マジでゲボ出る5秒前)を思い出しながらゆっくりと息を吸う。路線図を眺める、あと8駅、あと6駅…。文字を読んだことと姿勢を変えたせいでまた気分が悪くなる。

大きくあたたかな手がわたしの腹をやさしく撫でさするイメージ。丹田が光るイメージ。レモンとミントのはじける香り。高原の朝。アルプスの天然水。小泉幸太郎(とくに好みではないが顔つきがすっきりしている)。冬の小鹿。夜の灯台。夜明けの汽笛。無音。
そういうものであたまのなかをいっぱいにしてなんとかごまかす。
優先席と思っていたのが、車両の端っこの普通の席であったことに気付く。
座れたところで安心はできないのだけれど、「座れたからにはだいじょうぶに違いない」と強く強く思い込む。

そんな感じでいつもたたかっています。ぜったいに負けられない。ほんで電車酔いの頭痛が次の日にも残ることがあるんだけどそれって二日酔いやん、ということに今これを書きながら気付きました。気付きましたがまったくおもしろくないですね。それではさようなら。
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